絶妙な色彩的対比と相対的強弱性(アクセント)的な効果を生み出している

0

     画面のほぼ中央から上下に、緑豊かなエプト側で優雅に余暇を過ごす娘たちの情景と、それを映すエプト側の水面が構成されているが、明らかに画家の興味は水面への反射や、吸い込まれるほど深い緑色の影を落す木々の表現に向けられている。

     

     特に画面上部の河岸の情景とそれを映す水面の微妙に差異をもたせた繊細な描写は、観る者に強い感銘と心象的情景を抱かせる。また色彩表現においても、緑色と青色を主色としながら木の幹や婦人らが身に着ける衣服には赤味を含ませた色彩が、帽子には黄色味を感じさせる色彩が用いられており、絶妙な色彩的対比と相対的強弱性(アクセント)的な効果を生み出している。

     

     なお東京の国立西洋美術館にはブランシュとシュザンヌの二名をモデルとした質の高い同主題の作品『舟遊び』が所蔵されている。


    スポンサーサイト

    0
      • 2018.01.18 Thursday
      • -
      • 11:31
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      コメント
      コメントする